15.超音波法と衝撃弾性波法

【酸による腐食】
pH<=4 H+の働きが主体となり炭素鋼の腐食は非常に大きくなる
pH>4  溶存酸素の働きが主体 H+の作用は無視できる

【溶接個所について】
 炭素鋼はステンレス鋼と違って鋭敏化(熱を加えるとクロムは炭素と反応してクロム炭化物となり有効なクロムが減少する現象)しない。
 しかし、溶接金属や熱影響部が母材に対し卑な金属となって腐食することがある。

【異種金属接触腐食】
 卑な金属に対する貴な金属の面積比率が大きいほど卑な金属の腐食促進の度合いは大きい

<例>
 海中で、ステンレス鋼板の接合に炭素鋼のボルトを使用するとボルトが急速に腐食する。
逆に炭素鋼板に対するステンレス鋼ボルトの影響は小さい。
※異種金属接触腐食を防止するために塗装を行う場合、腐食しやすいからといって卑な金属 だけに塗装する事は禁物である。貴、卑の両方塗装するのは良い。

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