【温度解析における自重の影響】
温度応力解析では一般的に自重は無視して解析されることが多い.
ここで、温度応力解析において自重の影響がどの程度のものか以下で確認してみた.
その結果、高さ5m~10m程度で圧縮応力が0.1~0.2N/mm2程度であった.
コンクリとの引張強度が3N/mm2とすると圧縮応力0.2N/mm2は強度の6、7%.
大きいようにも思われるが最近の強度の推定式はW/Cで算出されもっと大きな引張強度となることが多い.
また、一般的に引張り応力は水平方向に発生することが多く、鉛直方向の応力による影響は小さい.
以上の事から、温度応力解析における自重の影響は小さいと考えられる.
