◆鋼材の腐食に対するひび割れ幅
コンクリート標準示方書 2007設計編p113※ただし、2012年以降記載なし。2017年の示方書p149では0.005cの記載のみとなっている※cは鉄筋の純かぶり(mm)下表参考
◆水密性に対するひび割れ幅の限界値の目安
コンクリート標準示方書2007設計編p167、コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針-2013-下表参考

◆曲げひび割れ幅一般に0.3㎜程度として良い
コンクリート標準示方書 2007設計編p163
◆温度ひび割れ幅を制御する場合の限界値
マスコンクリートのひび割れ制御指針2016(p19,20)0.5㎜を上限とする。
外観上問題ない値として0.3㎜
◆0.2mm
道路橋示方書・同解説Ⅲ コンクリート橋編RC構造ではコンクリート表面のひび割れ幅が0.2㎜以下
◆【※重要】よくひび割れ幅の管理基準として0.2㎜という数値が使用される。 これは国土交通省の「土木工事共通仕様書」の品質管理基準および規格値に0.2㎜という記載されているため、この数値が広まったものと思われる。しかし、この規格値は今後の維持管理に向け記録を残すための規格であり0.2㎜以下にしなければならないという訳ではない。 上記のように構造物の環境等によっては0.3㎜や0.4㎜といったひび割れ幅を管理値として良い。
