24.拡幅床板解析事例

【モデル化の影響】

・拡幅床版の温度応力解析を実施する際、主桁、下部工などのモデル化の影響について検証してみた。その結果について以下に述べる。

◆ラーメン橋など脚により橋軸方向の変位が拘束される場合は、析結果に影響を及ぼす。

◆主桁を拡幅する側の半断面モデルとした場合、面外の変形が拘束され厳しくなる

◆脚などで拘束されるリフトが厳しくなるため、そのリフトに着目したモデル化とすればよい。

◆乾燥収縮(JSCE2017基準)を考慮しない場合は、1年程度の解析で十分である。

 また年周期を考えると冬期に厳しくなる傾向があり、打設時期から一度冬期を経験する解析を行えばOK.

◆脚等の拘束を無視した場合、拡幅床版部のL/Hを10以上とすれば結果はほぼ変わらない。

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