24.斜角有りモデルの境界条件

【斜角有りモデルの境界条件】斜角有りの平面的に見て平行四辺形のようなモデルに対して1/2モデルとしたいことがある.個人的に橋梁を取り扱うことが多いので、斜角有りの橋梁とみなして説明する.その時、どういったモデル化が良いのか、またどういった影響があるのか以下のような検証を行ってみた。
【モデルケース】①全体モデルで基本となるケース②支間中央までモデル化し,支間中央も斜角なりにモデル化したケース 支間中央は,橋軸方向を拘束③支間中央までモデル化し,支間中央は桁軸直角にモデル化したケース

 支間中央は,橋軸方向を拘束【荷重ケース】①鉛直方向(自重など)に対しての影響②軸方向(断面片側へ載荷)への荷重に対しての影響③横方向への荷重に対しての影響

【まとめ】

・端部を見るならどのモデルもそれ程、結果は変わらない。

・逆に支間中央近傍は各モデルで結果が異なる。

・鉛直荷重に対しては、モデル②,③の支間中央の応力が大きくなる。なおモデル②は局所的な応力が発生する。

・軸圧縮に対しては、モデル②,③の支間中央は結果に差異が生じる。

・水平荷重に対しては、モデル②よりモデル③の方がまだモデル①に近い結果だったが、支間中央の応力が大きくなる傾向にある。検証結果はこちら

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