32.波形鋼板ウェブの対称条件

基本的に2室等の波型鋼板ウェブモデルは左右対称でないため全断面モデルとする必要がある。

仮に1/2断面の対称モデルとした場合、どの程度結果が違うのか、またどういった荷重(挙動)に差が大きくなるのか検証してみた。

【検証結果による考察】

〇軸力に対しては、フランジ厚さに注意すれば差は小さい。

〇軸力については、波長の片側の応力分布に近しい結果は得られる。

〇曲げに対しては、中ウェブも対称モデルとしてモデル化されるようで剛性が大きくなる。

⇒板厚を1/2としても波の波長がモデル化出来ないので中ウェブ近傍などでは誤差が大きくなる。

〇簡易モデルとして半断面モデルとする場合は、中ウェブのウェブ、フランジの板厚は1/2した方が良い。

〇床板などきちんと評価しようとすればやはり全断面モデルとするべき。

検証結果はこちら

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