・電磁波速度 300,000km/s (空気中)
・各媒体中の電磁波速度 V=300,000/√εr ・・・・・式①(εr:比誘電率)
◆比誘電率
材質 | 比誘電率 |
---|---|
真空・空気材質 | 1 |
水 | 81 |
コンクリート(乾燥) | 4~12 |
コンクリート(湿潤) | 8~20 |
導体 | ∞ |
○反射率 γ=(√ε1‐√ε2)/(√ε1+√ε2)・・・・・式②
ここで γ:反射率
√ε1,√ε2:媒体1および媒体2の比誘電率
媒体2が金属の場合、ε2が∞となり反射率は1で全反射。
媒体1と媒体2が同じような比誘電率(コンクリートと岩盤など)の場合、反射率がほぼ0となり検出できなくなる。
○Aモードの見方 ・波形で見た場合、波形のピークが右側に振れている場合は鉄筋など金属。波形のピークが左に振れている場合は空洞など。
ある媒体の中での「波の速度が遅い→屈折率大」、「波の速度が速い→屈折率小」
【高校生ぐらいの時に習った光波の反射】
屈折率 大→小 :位相がπずれる(固定端反射)・・・・空洞などの反射
屈折率 小→大 :位相は変わらない(自由端反射)・・・・鉄筋での反射
・誘電率・・・誘電分極のしやすさを表す。
電場の中に不導体を置くと、個々の原子の中の電子が静電気力を受け電場と逆の方向へ引き寄せられる。(ただし、この電子は自由電子でないため原子の外には飛び出せない)これにより個々の原子は、 電場の方向により正負の電荷がそれぞれ偏るようになり、これを分極という。 ←正直、よう分からん(^_^.)
○鉄筋探査が出来ない環境
・炭素繊維シートが貼られている場合は電磁誘導法でないと探査できない。