9.竣工年代の推定

◆鉄筋・・・1964年JIS制定により丸鋼から異形棒鋼へ
1967年建設省道路局長通達により、RC床板では配力鉄筋量を「主鉄筋量の70%以上」と改められた。

◆鋼材の接合方法・・・リベット、高力ボルト、トルシア形高力ボルト

接合方法年代備考
リベット1970年代までリベットをうつ「かしめ職人」の減少、騒音の問題により70年代に急速に廃れていった。
高力ボルト1967年頃まで F13T
1980年頃まで F11T
遅れ破壊が確認されるようになり、採用されなくなった。
トルシア形高力ボルト1990年以降
1990年に道路橋示方書に記載

◆地覆の幅・・・車道端の地覆幅が600㎜より小さいなら1986年より前
       日本道路協会の「防護柵設置要綱・資料集」で標準を600㎜と定めた。

◆高欄の形状・・・コンクリートの束柱と鋼管を組み合わせた高欄
         RCT桁橋とセットになっていることが多い。
       長野県では昭和30年代(1955年)から40年代前半(1960年代)に多い。

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